今回は「転生炎獣の炎陣に対するうららの有効度」を考えます。
結論
初手の炎陣に対してうららは61.4%以上裏目
転生炎獣の炎陣とは
転生炎獣の炎陣とは、制限カードであるガゼルをサーチする速攻魔法であり、転生炎獣の動きの軸となるカードです。
非常に強力な効果のため、今まで準制限でしたが、2021-3rdからの制限改定にて、晴れて無制限となりました。
しかし、このカードに対して、灰流うららを発動することはあまり有効ではないようです。
裏目な理由
例えば、相手の手札にデバッガーがある状態で初手の炎陣に対してうららを発動した場合、デバッガー展開を許してしまいます。
(デバッガー展開のガゼルやミラージュスタリオにうららを発動すれば、展開後半のガゼルの手札回収効果を使われずに済むかもしれません)
この様に、違うポイントでうららを打っておけば良かったと思える場合、「裏目」と表現します。
それではサンプルデッキを例に、どの場合裏目となるか見てみましょう。
以下のリンクは公式HPのサンプルデッキのページです。
ニューロンにデッキをコピーし、手動でもご確認いただけます。
これらの裏目パターンが非公開手札(初手5枚中、炎陣以外のカード)4枚にあると、炎陣ではなく違うポイントに発動すれば良かったとなります。
これ以外のパターンでも、例えば各種指名者による無効、ファルコ1枚やJジャガー1枚からのヒートソウル展開やアナコンダ展開を目指す場合があり、これらを裏目に含めると61.4%以上となります。
このように、炎陣に対してうららを発動することはあまり有効ではなさそうです。
有効なうららポイントは?
基本的には、”発動するのであれば”デバッガー、(ガゼルスピニーが手札にいなそうな時の)ベイルリンクス、炎陣でサーチしたガゼルや、展開途中のミラージュスタリオの効果に対して発動するのが良さそうです。
また、サンプルデッキの先行1ターン目の最大展開をしても、デストロイフェニックスガイ+カウンター罠+手札誘発ですので、後攻で捲くり返すための増殖するG対策として、あえて発動しないことも有効であると言えるかもしれません。