「はじめに」っぽいはじめに
転生炎獣というテーマは、専用罠と転生サンライトウルフによりカードアドバンテージを稼ぐデッキである。
他方で、天獄の王というカードは、罠主体のデッキをサポートするデザインとなっており、特に、主軸となるカードを魔法罠から供給するデッキと相性が良い。
両者の共通項として、魔法罠のサポート、魔法罠の動き出しが挙げられ、一見相性が良いように見える。
しかし、公式のデータベース検索「サラマングレイト 天獄の王」でヒットするものは１件もない（2021/9/24現在）
転生炎獣の展開に天獄の王が影響しそうな例として、①主軸となるガゼルを試合序盤に用意し、②魔法罠手札誘発により相手の展開を妨害し、③チャンス時にアクセスコードによるワンショットを狙う が挙げられ、勝利パターンに貢献しそうである。
よって、転生炎獣における天獄の王運用について考察する意味はあるだろう。
本記事では転生炎獣、天獄の王のシナジーやギミックを明らかにし、新たな構築の一助とするものである。
天獄の王＋転生炎獣
（以後、普段の口語体に戻ります。）
ということで、サンプルデッキがこちら
コンセプトとしては、先述した、
①主軸となるガゼルを試合序盤に用意し、
②魔法罠手札誘発により相手の展開を妨害し、
③チャンス時にアクセスコードによるワンショットを狙う
を意識して構築しています。
ガゼル率
① 初手5枚に、ガゼル(1)、炎陣(3)がある確率は42.7％
② 初手5枚に、天獄の王(3)と＋速攻魔法・罠(15)がある確率は29.7％
全体では62.1％
天獄の王の②の効果で相手ターンに自身をssしつつ、炎陣を探してこれるため、擬似的なガゼルサーチ手段として確率に含めています。
神系の罠に守られている状態であれば、ガゼルnsからのサンライト＋Jジャガー、ガゼル・炎陣手札回収のルートも安心して回すことができそうです。
また、サブギミックである素引きのデステニーによるデストロイフェニックスガイ＋天獄＋神罠伏せもなかなか突破し難い盤面であり、こちらも勝ち筋に含めて良さそうです。（全試合のライフカット率でいうと、実はデスフェニが一番かもしれません）
神罠による妨害
基本的に多くのデッキは、２回以上の妨害を的確にされると、そのターンの攻め手を失います。
また、直近の大会環境を見るに、ほぼ全てモンスター効果至上主義であり、メイン羽箒があまり見られず、魔法罠を除去する手段も多くの場合がモンスター効果（デスフェニ等）によるものです。
これらを前提に、１枚で完結でき、相手の２コスト分（２アド分）以上のカードを１枚で処理できる神系の罠を多く採用しています。
本来のテーマのコンセプトである、転生サンライトによる転生罠回収によるアドバンテージ勝負をする戦いとは異なりますが、天獄によって別の手段を得たイメージです。
（純転生炎獣はサイバース族らしく攻め手が豊富で、天獄型は攻め手が少ない分１手１手がしっかりしているイメージです）
総括
いわゆる地雷型に分類されるのでしょうけど、環境に合わせたＧに強い型の提案という意味で作成しました。
デスフェニも採用しつつ、手札誘発空中戦にも対応した神の通告を置いて３ターン目にアプデアクセスを狙いにいけるのは転生ならではですね。
また、「もっとこっちの罠の方が環境に合ってる」というご意見もあるかと思います。
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